福岡をオシャレに生きる vol.70は、声紋アートプロデューサーの田中まつえさんを取材しました。
・声紋アートプロデューサーという肩書き
「まず声紋というのは、声を周波数分析装置で分析したものです。
その人の声を機械で録音し、精神状態やそのときの感情を分析することが出来ます。
アートに関しては、そのときのインスピレーションに合った素材を使い、作っていきます。
ですので、作品が絵のときもあれば、様々な素材を組み合わせる立体的なものだったりします。
そのときによって、作風は変わっていきます。
色と音というのは、根本的に同じだと思っています。音楽を聴くと色浮かんできたりします。
そんな自分の中に湧き上がってきた感覚で、アート制作は行っています。」
※声紋とは?<Google参照>
声を周波数分析装置で縞(しま)模様の図にしたもの。犯罪捜査にも使う。
・はじめたきっかけは?
「家族が絵を描いていたという環境が一番多いです。
幼い頃から、家族が絵を描いていたのを、近くで見ていました。
画材や色鉛筆がいつも置いてあるような家に育ったので、大人になってからも自然と絵を描くようになりました。
母親は、学校の音楽の先生でしたし、友人も美大に行く人が多かったです。
普段忙しくすぎる中で、絵を描くことを忘れていたんですが、結婚して、また絵を描いてみようと思って始めました。」
・本格的に始めてどのくらい?
「約3年です。展示会は、去年の9月に開催した個展「ふぁびゆらす」で始めて開催しました。
ずっと篭って描くことが多かったのですが、展示会を思い切ってやったら、来てくれる人が増えてきました。」
・活動はじめて良かったことは?
「描くっていう行為そのものは、誰かの為というよりは、自分の為に描いています。
絵を描いていったら、自分の中のモヤモヤした感情が解消されていきました。
自分の為にただ描いています。ですが、それをいいと言ってくださると、やりがいに繋がりますし、とても嬉しいです。
やらなきゃいけないことが日常でたくさんあると、逆に絵を描きたくなりますね。
絵を描くことが、心を落ち着かせる作業なのかもしれません。」
・どこで絵を描いているんですか?
「自宅の一室で絵を描いています。自宅には、絵描き道具を置いているスポットが何箇所もあります。
すぐに絵が描けるように様々な場所に、アウトドアでも使えるような簡易的な筆や絵の具セットを置いています。
食卓テーブルにも一式置いています。描きたいときに描ける環境にしています。
焦っていたり、スケジュールが詰まっているときは、お部屋の絵描き道具を置いているスポットで、短時間で絵を描くようにしています。」
・声紋分析はいつ始めたのですか?
「最初は、自分の事を知りたくて、声紋分析心理学の先生に直接教わり、資格を取りました。
認定講座で資格を取り、今現在はイベントで出展も行っています。
声紋分析の機械で声を録ると、声が色で出てくるんです。
人の事は分かるのに、自分のことは分からないことって多いじゃないですか?
一瞬声を録ることで、客観的に自分のことを見ることが出来ます。
また声紋分析で出た色で、絵を描くことも行っています。
声でその人の色が見えるって面白いですよね。」
・ファッションのこだわりは?
「自分が好きなものやイメージした色を探して、気に入ったものを着るようにしています。
洋服のデザインもここがなかったら、もっとこうだったらいいのにと思う時は、自分で作るようにしています。
ワイヤーアートのネックレスも手作りで作ったりしています。
色やニュアンス、デザインでファッションやアクセサリーは選ぶことが多いです。
素材に関しては、体に優しいものを着るようにしています。」
・今後の活動は?
「毎日楽しく生きることです。
またしないことを決めることです。しなければならないという義務感をもたず、流れに身を任せることです。
出来ないのではなく、今はタイミングじゃないと思うようにしています。
今後も絵は、ライフスタイルの一部なので、描き続けていきたいです。」
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【名前】田中まつえさん
【Instagram】@macyu69
【HP】https://matsue.amebaownd.com
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