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福岡をオシャレに生きる〜作家編〜 vol.40

福岡をオシャレに生きる vol.40は、浜里加代子さんを取材しました。
なかなか普段聞くことができない作家さんのお話を聞かせていただきました。
先日のマイワールドのグループ展でお会いした浜里さん。
展示は、幼少期を思い出すような温かいイラストのみの展示ですが、とてもあたたかみのある詩を書かれる方でした。

■作家になったきっかけは?

「ある日、突然体が動かなくなったんです。病院に行きましたが、2年間ずっと原因がわからずで、とても辛かった。そんなときに、好きなことをやり始めたら、辛いことも忘れるんじゃないかとリハビリも兼ねて絵を描き始めたのがきっかけです。最初は、丸を描き始めたんです。何度、描いても違う丸になるんです。でも、それが味があって素敵。なんかこれはりんごみたいねと看護師さんが言ってくださり、それから絵を書くのが日課になっていきました。」

「それからこの絵に言葉をつけると素敵なんじゃない?とアドバイスをいただき、詩も合わせて書くようになりました。なので、先日の6人展は絵のみの展示でしたが、実はあの絵は全部言葉も合わせて作っているんです。言葉で人を励ますことが出来るんだと思ってきました。そして、自分の為にもなり 人の為にもなる詩を書こうと思いました。感じたことをそのまま言葉にしたり、子どもに書いた言葉だったり、日常的なさりげない言葉を書いています。」
■オシャレに生きる①「マイワールド個展」

■オシャレに生きる②「明日は晴れるの出版」

「そして本を出すと決意し、本を出版することに。その時、編集者の方には、これまでの人生を辿ろうか?と言われ、自分の人生経験を言葉や詩にして、病気で苦しんでいる人、悩んで立ち止まっている人に向け伝えていきました。好きなことをするとき、人は一番輝きます。だから、迷っている子供にも好きなほうを選びなさいと常に伝えてきました。真面目すぎる子どもほど周りや第三者のアドバイス通りに動こうとします。そういう子どもは、自分の可能性を潰してしまうように思えてなりません。絵本を通して、少しでも自分の好きなことを自分で選んでいいんだよってことを伝えていきたいです。」


「明日は晴れる」の中の詩。とても柔らかく素敵な詩集です。
励ましたい方がいるとき、プレゼントに詩を送るのもいいですね!
 

■本を出してから、嬉しかったことは?
「FacebookやInstagramに投稿したり、詩集を出版させていただいたときにメッセージを貰ったことですね。自分の人生は駄目だって落ち込んだときに、私の本に出会い、前向きな気持になれたそうです。届いた詩集本を手に取り はじめに開いたページが 「時間」という詩でした。同じ時間は戻らないよと書いてあり、その詩を読んだ時 涙が溢れてきました。今の自分があるのはその詩集に出会ったことだと言ってくださいました。
出版する時は自己満足ですが、手元に渡り、相手から何かメッセージをもらったときに、それは初めて相手の役に立つんだなと感じました。」

■好きな作家さんは?
「金子みすゞさん。山口県に金子みすゞ記念館があるので、いつか足を運びたいなと思っています。」
金子みすゞ記念館はこちら
 
■来年の目標はありますか?

「納得のいく絵本や詩集を出したいし、出し続けていきたいです。実は、去年コンクールに応募したんですが、いつのまにか受賞することに意識がいってしまい、いい作品が書けなかったんです。来年は、私の伝えたいことをシンプルに書いていきたいです。

また、アトリエとギャラリーを建てることです。ギャラリーには 自由に使える貸しスペースやカフェスペースも作り たくさんの作家さん達が活用できるようにしたいです。実現させていく為に、絵のスキル、文章のスキルをもっともっと磨いていきます!」

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         【名前】浜里加代子さん
【Instagram】@hamazatokayoko

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